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8.健康保険とは③協会けんぽ(&船員保険) [公的保険]




たまに書いている公的保険について。

前回は職域保険・被用者保険の保険者として、
組合健保を紹介しました。

組合健保は、大手企業に多い単一健保、
同業の企業が集まって設立される総合健保の2つです。

組合健保の数.png

※0.予告 最強の保険

※1.公的医療保険とは?

※2.保険者の役割

※3.保険者が保健事業を行う理由

※4.増え続ける医療費、将来はどうなる?

※5.医療保険者の全体像

※6.健康保険とは①

※7.健康保険とは②単一健保と総合健保


民間の企業に勤めている人は、基本的には前述の組合健保か、
今回ご紹介する協会けんぽに加入することになります。

③全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)

組合健保を持たない企業が加入します。中小企業が多いです。
昔は政府管掌健康保険(政管健保)として
社会保険庁が運営していました。
現在は全国健康保険協会が運営しています。
名称も政管健保(せいかんけんぽ)から協会けんぽへと変わりました。
加入者は約3600万人います。

④船員保険
船員保険は船員として船舶所有者に使用される人が
被保険者となります。約14万人います。
海上で働くという特定の労働者の安定と福祉の向上を目的としています。
制度としては船員保険制度ですが、
運営主体は上記③の協会けんぽになります。

ちょっと分かりにくいですが、
上記③の事業、つまり、健康保険制度に基づく、
民間企業が加入する健保とは別に、
協会けんぽ内に船員保険部を設け、
経理上も区別して運営するということです。

協会けんぽは旧社会保険庁の医療保険部門の
後継組織のため、このようになっているのですね。

次回は公務員が加入する共済組合についてみてみます。



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