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目の前にあるかもしれないバイオテロ [テロ]




北朝鮮による生物兵器テロを想定した合同演習が行われたようだ。



「米韓両政府が5月、ソウルで生物兵器テロを想定した初の合同図上演習を実施したことがわかった。国際テロ組織による犯行との想定だが、生物兵器を保有する北朝鮮も意識したとみられる。関係者の間では日本も加えた3カ国の共同対応を求める声も出ている。」

先日もこのブログで書きましたが( 「バイオテロ」 )、生物兵器を使ったテロは、現実に考えられる脅威だと思う。

韓国で行われた演習では、炭疽菌入りの手紙が配達されたケース(ともう1つ)らしいが、これは実際にアメリカで2001年10月に発生し、5名が死亡している。
炭疽菌を吸い込むと、最初は風邪に似た症状が出て、酷い場合は数日で急激に呼吸困難が進み、全身の臓器にダメージを与えて死亡するケースもある。

日本ではかつてのオウム真理教が、この炭疽菌テロを試みた。
都内のビルの屋上からばらまいたり、道路で散布したりしていたが、幸いなことに不発。
異臭騒ぎ程度で収まったのは不幸中の幸いだが、テロが行われていたことなど誰も気がつかなかったという、恐ろしい事態になっていた。

こうしてみると、アメリカでの炭疽菌テロより8年も前に、日本でも炭疽菌テロが企てられていたのである。

バイオテロは炭疽菌だけではない。

例えば撲滅したと思われる天然痘が用いられたら、大人数のワクチンを作るだけでも多大な時間がかかってしまう。

現状の日本は、地震や原発の影響、さらには政治的空転により、危機発生時に機敏な対応がとれるようには思えない。

アメリカ・韓国による合同演習が北朝鮮を想定したものだとすれば、日本にとっても目の前にあるリスクということになる。

ちょっと嫌な想像になるが、某国がBテロを実行するとすれば、海を隔てた場所の方が、自国に被害が及ばない、という考えもあるのではないか?


タグ:バイオテロ

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