ナラティブアプローチ [メンタルヘルス]
近年、何かと耳にすることの多くなったナラティブアプローチ。
PTSDなどに効果的と言われる精神療法の1つ。
僕も詳細は知らないのだが、目にすることが増えてきたので、一応紹介しておく。
ただ、記事中に「地域のボランティアでも行えるのでコストもかからない。」とあるところには、疑問符をつけておく。
参考図書も紹介しておく。
物語としてのケア―ナラティヴ・アプローチの世界へ (シリーズ ケアをひらく)
- 作者: 野口 裕二
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
以上、ご参考まで。
※追記です。(2011.8.18) 多少ですが勉強した結果、ナラティブアプローチを知るにあたり、下記書籍が必読と思いました。 社会構成主義の入門書です。 なぜ必読と思うかは、下記リンク先のレビューを眺めていただければご理解いただけると思います。 なお、都内の大手書店でも稀にしかお目にかかれず、探すのに苦労しました。
あなたへの社会構成主義
以上、追記終わり
ところで余談だが、アフリカの少年兵の心の傷は非常に深い。
少年兵の多くは誘拐されてくるが、誘拐され少年兵になるまでの過程が、本当に酷いものだ。
心を持たない殺人兵器にするために、ズタボロにされる。どんな残虐な事も躊躇しないようにするために。
なので、例えば現地では、少年兵に捕まることほど恐ろしいものはない。
ナラティブアプローチが少年兵に有効というのは、いいニュースだと思う。
今後、この手法は広がっていくのだろうか?
2011-08-06 16:00