SSブログ

貧者の核兵器-生物兵器インフルエンザ [テロ]





「生物兵器は殺傷力が高い上、製造が簡単で安価なことなどから“貧者の核兵器”とも呼ばれ、テロでの使用が懸念されている。」


オウムによる炭疽菌(未遂?)テロ、ニューヨークでの郵便炭疽菌テロなどがすでに発生しています。
それについては、本ブログでも以前に紹介したとおり。
・目の前にあるかもしれないバイオテロ
・バイオテロ

で、前述のニュース記事が何を懸念しているかというと、H5N1鳥インフルエンザのような、超破壊力をもつウイルスが生物兵器としてテロ使用されたら、ということを指しています。

・テロ悪用警戒か新型対策優先か 日欧の鳥インフル論文、米が削除要請(産経)

「日欧の科学者による鳥インフルエンザの研究論文が、生物テロに悪用される恐れがあるとして、米政府の科学諮問委員会(NSABB)が雑誌に掲載予定だった論文の一部削除をするよう求めた問題の波紋が広がっている。」

豚由来の新型インフルエンザがある意味“肩透かし”で終わったため、危機感は薄れまくっているかもしれないが、この10年世界が注目してきた鳥インフル(H5N1)は致死率60%と言われている。
現在では効率的に人-人感染するようなウイルスに変異していない(と思う)が、人の間で感染しやすいウイルスを作り出すことができたとしたら、これは非常に恐ろしいことだ。

毎年冬になるとインフルエンザが流行する。
その“季節性”のインフルエンザをもとにして、感染力と症状を想像するのは間違いだ。

どちらも比較にならない。

人類にとって未知のウイルス。瞬く間に世界中に感染し、多くの人の命を奪うことになるだろう。

いま、国内の季節性インフルエンザはピークを迎えようとしている。
予行練習だと思って、咳エチケットをはじめとした予防活動に注意して欲しい。





生物・化学・核テロから身を守る方法

生物・化学・核テロから身を守る方法

  • 作者: アンジェロ・アクイスタ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。