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北朝鮮でパンデミックが起きたとしたら [感染症]




最近、北朝鮮をめぐる様々な噂があります。
ロケットと称するミサイル発射、そのミサイル発射にかかるトラブルの発生(発射予定の遅れなど)、そして正恩氏に対する国内不満が高まっているという話まで出ている。何でも「北朝鮮内部で突発的な事態が起きる可能性に、正恩氏が大きな不安を感じ」、「金正恩第1書記の官邸や別荘など専用施設約30カ所に100台余りの装甲車を配備するなど、正恩氏周辺の警護を大幅に強化」しているのだそうだ。

そのような噂に加えて、もう1つ非常に気になる記事が出ていた。

先日11月28日、新潟県佐渡島に漂着した漁船に、北朝鮮の漁民と見られる遺体が見つかったという事件。発見されたのは5遺体だが、その死因が、もしかしたら鳥インフルエンザによるものかもしれないという。

つまり、単なる“遭難”で死亡したのではなく、“謎の伝染病を村から追い出そうと、死者と罹患者を船で流した可能性”があるのだという。

記事では政府関係者のコメントとして、次の話が引用されています。

「公表されていない事実だが、5人の遺体の腐乱状況はバラバラで一部に白骨化したものあり、それぞれの死亡推定日はかなりのずれがあった。そもそも1ヶ月以上、白骨化するまで漂流するわけがないし、佐渡の漂流場所も普通漂着するエリアとは明らかに違う」

「調べによると、5人は鳥インフルエンザにかかっていたとみられ、北朝鮮の人間が謎の伝染病を村から追い出そうと、死者と罹患者を船で流した可能性がある。遺体の1人は全裸状態だったというから、死亡してから船に乗せられたのだろう。船にあった漁具は偽装の可能性があり、漁船の遭難ではない。新潟県警も、マスコミの注目が少ないからから必要以上の広報をしていないだけだ」

確かに遺体の状態は不自然。
しかし、この情報に信ぴょう性があるのかというと、なんとも言えない。具体的な事が書かれていないからだ。

しかし、もし記事にかかれているとおり、遺体が鳥インフルエンザに感染したものであったなら、さらにその鳥インフルエンザが致死率の高いと言われているH5N1型のものであれば、事態は実際に深刻なものになる。

理由1。
5遺体、ということは、人と人との感染が広がっている可能性がある。致死率6割といわれるH5N1は、人・人感染の疑いは見られるものの、大きな規模で発生してはいないと考えられている。今回、5遺体がまとめて感染しているのであれば、人人感染がはっきりと発生している疑いが強くなる。

理由2。
人・人感染が北朝鮮で起きているとすると、現在の衛生状態はかなり心配であり、当国内で封じ込めができるのかどうか、はなはだ疑問である。

理由3。
もし北朝鮮内でパンデミックが起きたとすると、国際的な封じ込めに協力するようには思えない。一方で、様々なルートで外に溢れ出すことも予想され、隣国としても、どうも拡大を防ぎきれるものでもないように感じる。


私としては、原因不明の感染症にかかっているからといって船で罹患者と死者を出すというのは、個人的にはちょっと考えにくい。深く埋めるか火葬するかという選択肢を選んだほうが合理的に感じる。とはいえ、私の理解を超えた行動も当然ありえる。何とも言えない。

死因について、ちゃんと調べられていないのだろうか?
それとも、記事にあるとおり、闇に葬られているのだろうか?


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