日本国内で鳥インフル確認、中東ではマーズが。 [感染症]
日本国内で鳥インフルエンザが発見されたとのこと。
・熊本でH5型鳥インフルエンザウイルス検出(NHK)
「熊本県多良木町の養鶏場で、ニワトリが大量に死に、県が行った遺伝子検査で「H5」型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。」
国内で確認されるのは久々で、私の記憶が確かであれば東日本大震災以前だったと思います。当時、国内の野鳥で強毒型と言われるH5のインフルが発見され、この先あわや国内で定着してしまうのか・・・と心配されていたのですが、その後に東日本を大震災が襲った。で、今回、久しぶりに国内で見つかったわけです。
この型のインフルは、今中国の方で感染者が増えている鳥インフルとは別で、というかそれよりも強力なやつです。感染すれば被害が大きい一方、人への感染は、中国のそれよりも低い、と言えるかもしれません。
感染しにくいのか、感染例が少数しか報告されていないのか、何とも言えませんが・・・。
どちらにせよ、いつも以上に警戒すべき状況ではあると思います。
まずはむやみに野鳥に触れないこと。
そして、野鳥の死骸などには近づかないこと。
鶏肉、卵などは加熱すれば問題ないはずなので、ナーバスになりすぎることはないと思います。
さて、今回の話をまとめると・・・。
基本は鳥がかかるインフルエンザウイルス。
しかし、希に人にも感染することもある。
今回のウイルスは強毒型なので、鳥にせよ人にせよ、感染すると重症になるリスクが高い。
現在の警戒レベルとしては、野鳥や鳥の死骸に触れないこと。
このウイルスが、人間の間で感染するように変異したら要注意、いつ変異するかしないかは分からない。
といったところでしょうか。
ちなみに中東の方ではMERS(マーズ)コロナウイルスの感染拡大が心配されています。
どこもかしこも問題だらけですね・・・。
怖い怖い。
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2014-04-14 18:21