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2.保険者の役割 [公的保険]




私たち日本人にとって、健康を考える上で
欠かせない“医療保険制度”について調べたことを、
たまにこうしてブログでシェアしています。

※0.予告 最強の保険

※1.公的医療保険とは?


さて、前回は公的医療保険制度についてお話しました。


日本では「国民皆保険制度」といって、
国民は必ずどこかの公的医療保険に加入することになっています。

どの保険者に加入するかは、職域・地域・年齢などによって異なります。

例えば、中小企業に勤める会社員なら「協会けんぽ」、
大手企業の場合「○○(企業名)健保」、公務員なら「共済組合」、
自営業なら「国保」、というケースが多いのではないでしょうか。
(上記のような保険者個別の種類については、また別途取り上げます)


私たちは病気になるならないに関わらず、
収入に応じて保険料を保険者(医療保険の運営主体)に納めます。
そして、病気になった場合は医療費の7割(※高齢者は別)を保険者が負担してくれるのです。

自分がどの保険者に加入しているのかは、
保険証で確認することができます。


さて、保険者の役割は何でしょうか?


大きな役割として、保険給付事業と、保健(福祉)事業の2つがあります。


保険給付とは、医療費の負担(現物支給)や、
療養、出産、死亡時に給付金を支給する事業(現金支給)です。

なお、法律で定められた給付のほか、
独自の給付(付加給付)を行うこともできます。


保健事業とは、健康維持・増進を図る事業です。

健康診査(健診)や健康相談、保健指導、広報PR活動や啓蒙活動、
レクリエーションの実施、保養所や体育施設の運営などがあります。


保険者が行う独自の給付(付加給付)、
また独自の保健事業などがあることで、
私たちが受けられるサービスは加入する保険者によって
異なるということになります。


あなたの加入する保険者は、どうでしょうか。


次は、なぜ保険者は保健事業を行うのか、
ということについて少し考えてみたいと思います。


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