ギリシャ財政問題の行方 [今日のシグナル]
このところ、市場の注目はギリシャに集まっている。
つまづけばドミノ崩しのように信用不安が広まると見られるだけに、同国の財政問題、その行方が注目される。
「２８日のニューヨーク株式市場は、ギリシャの財政問題が解決に向かうとの期待から大幅に上昇した。」
ここしばらく心配されていたギリシャのデフォルト問題。
ギリシャ緊縮財政法案の採決が迫る中、同国の債務問題をめぐって楽観的な見方が強まり、欧米の市場は上昇して終わったようだ。
ギリシャが追加支援を受けるためには、議会が一連の財政緊縮策を承認する必要がある。29日には財政再建計画、30日には関連法案の採決が予定されている。 これらが前進するとみられている。
しかし、現地では依然としてストライキやデモなどが発生している。
とにもかくにも、しばらくはギリシャからは目が離せない。
財政問題から目が離せない、といえば、アメリカも同様である。
米国もデフォルト問題が目の前に迫ってきているが、こちらも解決に向かいそうな気がする。
同国は、“同意形成”が進みそうだ。
同国も与野党で激しい協議をしているが、アメリカは“同意”を“形成”するという能力が高い。
2011-06-29 07:06
