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震度7の想定 [地震・火山]






震度7の地震というのは、戦後3回しか経験していない。阪神大震災と新潟県中越地震、そして今回の東日本大震災で、阪神大震災以降の16年間にすべて起こっている。それは、阪神大震災以前の50年間では起こっていない、と言い換えることができる。


震度7の状況下では、人は立って移動することができない。電車などで急ブレーキをかけられると思わず倒れそうになるが、そういった不意の振動に襲われることになる。
阪神大震災では家具のほとんどが動き、電子レンジは宙を飛んだという。急激な揺れで身動きとれず、或いは転倒などをし、動きを封じられた状態で、家具や家電が凶器となって襲ってくる。

これは、とっさに対応できるものではないと思う。人の能力の範疇を超えている。


大事なのは、こういった大きな地震の際には身動きできず無防備になることを想定し、それなりの準備をしておくことだ。再三になるが、まずは家具・電化製品などを固定する。
例えば下の製品であれば、700円程度から始められる。

SANWA SUPPLY 透明両面粘着ゴム(大) QL-74CL

SANWA SUPPLY 透明両面粘着ゴム(大) QL-74CL

  • 出版社/メーカー: サンワサプライ
  • メディア: Personal Computers


あるいは買わなくとも、自分自身の工夫(高い場所に置かない、工夫して固定する等)でも何とかできるかもしれない。


震度7は来ないと妄信するのではなく、来るものと考えて対処するほうがいい。少しの投資と準備で多少なりとも危険を下げられるのなら、やっておく価値はあるはずだ。

想定外はもう聞き飽きた。


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