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客の注意に立腹したバス運転手と、それ以前の礼儀 [犯罪・事故・防犯]
「運転士はバス停を出発する予定だったが、発車直前に乗客から病院への行き方を尋ねられ、発車が1~2分遅れた。車内の別の客から「早く行け」などと遅れをとがめられ、運転士は憤慨、一つ目のバス停を約400メートル過ぎたところで突然停車し、バスを乗り捨てた。」
注意した乗客以外に他の乗客もいるでしょうし、その中には大切な予定があった人もいたかもしれない。仕事放棄という、この運転士さんの行動は論外といえます。
しかし、クレームをつける人の中には、あまりに横柄な態度をとる人がいます。
怒鳴る、脅す、馬鹿にする、公衆の面前で謝らせる、けなす、そういった人を見下した態度をとる人も・・・。
お金を払っているのだから注文をつけるのは当たり前。
それは分かりますが、客という立場を利用して相手を傷つけるのはどうでしょうか。
注意の仕方、注文のつけ方、話し方にも礼儀はあるはずで、お金を払えば礼儀を無視していいということではないと思います。
以前、某航空会社がブラックリスト客に対し、余計なトラブルを面倒と見て、通常よりサービスで優遇していたという話がありました。お客様は神さまと考える、一部のサービス提供側にも問題があるのかもしれません。このようなサービスは過剰サービスであり、本当の仕事をしていないと海老原嗣生さんは著書「仕事をしたつもり (星海社新書)」の中で指摘していますが、まさにそのとおりではないでしょうか。
ともあれ、世の中が段々ギスギスしてきているように感じます。
いとも簡単に感情を爆発させてしまうのは、余計なトラブルの素になりかねません。
自分自身の感情の飼いならし方も、これからは必要なスキルなのかもしれませんね。

「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える
- 作者: 水島 広子
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ちょっとした行き違いから、大きな事件になりかねない今日この頃。
余計なトラブルに巻き込まれないよう、日ごろの行いには気をつけたいものです。
2012-06-29 11:18