巨大地震・・・自分が被害者32万人に入る可能性を考慮して対策を。 [地震・火山]
前回のブログで地震が増えつつあると書きましたが、さっそく大きめの地震がありました。
まず宮城県沖の地震。
8/30、 4時5分頃、マグニチュード5.6、最大震度5強。
続いて、その約10分後、今度は茨城県南部を震源に地震。
8/30、4時17分頃、マグニチュード4.2、最大震度3。
ちょうど前日に南海トラフの被害想定が出され、予想以上の大きさが話題になったばかりでした。
マグニチュード9.1、最大34メートルの津波が太平洋岸を襲い、死者は最大で32万人。これは東日本大震災の20倍の規模であり、且つ、今回と同様に被害想定を出した前回(2003年)の調査から比較して、10倍にもなっています。
それだけ想定するリスクが高まってきているということだと思います。
そんななか、私たちにできることは何でしょうか。
まず第一に、助かること。そのための対策に力を入れるべきです。
地震対策というと、どうしても“助かっていること”を前提に非常食や帰宅マップなどの準備をしがちです。
しかし、忘れてならないのは、上記被害死者32万人に、自分が入るかもしれないという可能性です。
初期の地震動、そしてそれに続く余震に対し、あなたに襲いかかる、飛び交う電化製品やタンス、建物の倒壊、落下物、ガラスなどから、まずは身の安全を守らなければなりません。
運良く命からがら逃げ出せても、怪我をしているかしていないかが、その後の避難生活に大きな影響を与えてきます。
①まずは揺れにいち早く備える
話題の緊急地震速報ですが、ここから得られる警報は、運がよくても数秒というものです。
しかし、この数秒が生死を分けることもあります。
例えばの話、あなたが車通りの激しい道路の脇に立っていたとして、押されることがわかっている場合と、押されるまで気がつかない場合では、どちらが助かりやすいか。
数秒で危険地帯から逃げられるかもしれませんし、動きそうな危険物を抑えることが出来るかもしれません。自分を守るにしろ、家族を守るにしろ、とても僅か数秒とはいえ備えられるというのは非常に大きなことです。
しかしこの地震速報、携帯やテレビでわかるとはいえ、いつもテレビをつけていたり、携帯が手に届くところにあるとは限りません。
そこでお勧めなのは、下記のような製品です。
停電になっても使えるため、本震で停電になったあと、余震に備えることもできます。
また灯がつくため、夜中などでも安心でき、さらにラジオの役割も果たします。
リビング、寝室、職場など、よくいる場所に設置するのがいいでしょう。
②避難路の確認
オフィスで働いている人は、意外に非常階段について知らないものです。
一度、通ってみることをお勧めします。
自宅の場合も、地域の避難場所はご存知ですか?
市のウェブサイトなどで調べてみましょう。
③知識
災害の際の人の行動について知っておくことは非常に大切です。
自分を過信せず、異常時の人間の行動について情報を得ておきましょう。
ともあれ、もうすぐ防災の日(9/1)です。
地震と身近な生活を送る運命にある日本に住んでいるのですから、覚悟を決めて、必要な対策はしっかりととっておきたいところです。
2012-08-30 09:03