富士山噴火の可能性 [地震・火山]
産経に掲載された富士山に関する記事。
・震災で富士山マグマに圧力 「宝永」より強い力 数年で噴火の可能性も 防災科研
「昨年3月11日の東日本大震災と4日後に静岡県東部で起きたマグニチュード(M)6・4の地震によって、富士山のマグマだまりに噴火を引き起こしかねないほどの大きな圧力がかかったことが防災科学技術研究所(茨城県つくば市)などのチームの研究で6日、分かった。(中略)富士山の直近の噴火である1707年の宝永噴火で直前の宝永地震により富士山に加わった力より、今回の力は強く、チームは「地震から数年たってから噴火する可能性もあり警戒が必要」としている。」
東日本大震災のあとの富士山での地震。あの時以来、多くの人は富士山噴火の可能性を、心のどこかで感じてきたと思います。
とはいえ、実感の伴わない危険性は、漠然と重く不安になることはあっても、具体的なアクションをとりにくい。
噴火による災害、特に富士山での噴火は、東京方面まで火山灰を積もらすだけえなく、東海の大動脈を寸断させる危険があります。また、日本一の大火山の噴火は、おそらく東海地震に少なからず影響を与えるのではないでしょうか(逆で、東海地震→富士山噴火という声が多くあります)。
噴火による災害は、普通はそう何度も味わいません。多くの人にとって未知の災害だと思います。そのため、噴火による災害のイメージを持ちにくい人も多いのではないでしょうか。まさか、溶岩が流れてくるだけとか・・・。
例えば、火山灰は目を傷つける凶器になりえますし、吸い込んだら呼吸器が危険だと思います。それだけでなく、車、電子機器から畑・農作物など、多くの被害が考えられます。
少し考えておいたほうがいいかもしれませんね、火山の災害を。
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2012-09-06 17:45