富士山と地震 [地震・火山]
先日の山梨県東部・富士五湖での地震以来、富士山噴火が改めて注目されています。
専門家によると、火山噴火はある程度予測が可能だと言われており、突然大爆発する危険は低いのではないか、と見られています。
前兆はつかめる、というのをとりあえず信じていいのではないかと思います。
さて、仮に富士山が噴火となれば、およそ300年ぶりとなります。
関東近辺には、かつてたくさんの富士塚が築かれました。
富士塚とは土や岩石をもってつくる、ミニチュアの富士のことで、ミニチュアといっても、高いものでは10メートルほどあったりします。
江戸時代、富士山は庶民の信仰の対象として大変人気がありました。
その理由としては、その美しい景観と同時に、荒々しい自然の力があったことでしょう。
昔から日本人は、信仰する対象、つまりカミに対して、やさしい一面とは別の荒々しい一面(荒魂)を感じてきました。
江戸時代の富士大噴火の際には、江戸(都内)でも、昼なのに行灯に灯をつけなければいけないくらい暗くなり、灰が降り積もったそうです。
火山灰は毒なので、降り積もるような状況になったら、吸い込まないように注意しなければいけません。
石の破片なので、コンタクトレンズや、車のワイパーも注意が必要でしょう。
とにもかくにも、噴火も地震も地面の活動ですから、恐らく富士山が噴火するとなると、地震の影響が、その前後にあると思います。
首都圏でマグニチュード7.0以上の直下型地震が4年以内起きる確率は70%・・・。
天気予報で降水予報が70%であれば必ず傘を持って出ますが、4年、というのが曲者ですね。
とりあえず、可能な範囲での準備は必要だと思います。
あると安心なのは、↓のようなもの。
UNIDEN 地震津波警報機 EWR200
停電時にも使え、初動の一瞬の防備に有効だと思います。
特に緊急地震速報は、色々失敗はあるものの、やはり重要な要素の1つです。
ただし、直下や極めて近距離で起こった場合など、やはり対応には限度もあります。
もし用意していないのであれば、防災セットくらいは用意しておいてほうがいいでしょうね。
上記のようなセットでもいいですし、もし時間があれば、自分で考えながら用意すると、思考の訓練にもなっていいと思います。
2012-01-31 12:44