2つの謎の皮膚病 [感染症]
ベトナムで謎の皮膚病が発生しているという。
「この病気にかかると手足が硬くなり、ひどいやけどのような潰瘍ができる。すでに170人以上が発症し19人が死亡しているが、原因は分かっていない。(中略)この病気に感染した人のうち約1割は深刻な肝臓障害になるが、感染力はあまり強くなさそうだと報じられている。」
<感染力はあまり強くなさそうだと報じられている>とあるが、するとこれは、感染病ということでしょうか?病原微生物(病原体)によっておこる病気は、伝染病を含めて、すべて感染症とよばれます。1つのキーポイントは、感染力(伝染力)がどの程度強いか。記事を読むと、現段階では患者は中部のクアンガイ省のバト地区に集中しているもようで、それ以外では見られていない。
しかし、この謎の皮膚病は原因不明。4月以降の気温の高くなるベトナムは、コレラ、赤痢、マラリアやデング熱などが流行することもあり、あわせて注意が必要だと思う。
「ベトナム&奇病」といえば、昨年も、謎の皮膚病が話題になった。
若い女性が見る見る老人のようになってしまうという、恐ろしい病。
その病にかかったのは、当時21歳の女性。
かゆみや斑点ができ、やがて皮膚がたるみ、シワが出てくるとういもので、その女性は5年間の間に、見た目がまるで老人のようになってしまった。
下のリンク先記事にある写真の女性は、26歳(2011/10時)だ。
・老化病の女性、治療により若返りの可能性も
この病は、記事によるとアレルギーによる肥満細胞の刺激反応が原因のようだが、当時の時点で、世界で2例目(1例目はエジプト)だったといいます。
まだまだ知らない未知の病気は多そうですね。
特に海外渡航の際には、十分に情報収集のうえご注意を。
タグ:感染症
2012-04-25 08:43