子どもに野菜食べさせる・・・怒らないコミュニケーションについて。 [健康法]
「研究チームが低所得層の家庭におけるさまざまなしつけの方法を調べた結果、大声で命令することや、暴力を振るうこと、報酬を与えること、懲罰を加えることなどよりも、良好な食事環境を作って親が健康な食生活をすることの方が効果があることがわかった。」
そりゃそうです。
親が食べているからといって、子どもが簡単に食べてくれるわけではない。
しかし、その逆をするよりも・・・つまり、親が野菜を食べないよりは、はるかにマシなはずで、更には記事にあるように、
・台所に健康的なおやつを置くこと
・毎日同じ時間に食事をとること
・買い物の際に子どもを一緒に連れて行って食料品に慣れ親しませること
といったような総合的な努力が必要ということでしょう。
さて、ここで注目したいのが
「大声で命令することや、暴力を振るうこと、報酬を与えること、懲罰を加えることなどよりも・・・」の部分。
子どもに比べて、大人は体が大きく、力も強く、頭もいいので、ついつい威嚇したり、力ずくで言うことを聞かせたり、言いくるめたりします。
大人はだいぶ有利ですからね。
時には子どもの自尊心を傷つけているかもしれない。
以前読んだ本に、次のようなことが書かれていました。
・ほめられて育った子供は、失敗を極度に恐れるようになる
・「がまんすること」を覚えた子供は挫折しても、立ち直れる
・子供をおどして注意すると、逆に禁じられた行為をしたがるようになる。
なるほど、強制したり脅したり、あるいは「ほめすぎて」もいけないらしい。
この本にはそのほかビジネスやストレス解消、結婚生活に至るまで、色々なことが取り上げられているのでお勧めです。
さて、ではどうすればいいのか。
難しいですよね。
わかっていても、つい怒ってしまう。
そんな人に参考になる本を、1冊おすすめします。
子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる
- 作者: ハイム・G・ギノット
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/10/20
- メディア: 単行本
子どもを怒らない話し方。親子の良好なコミュニケーションについて書かれた本です。
考えてみれば私達は、読み書きは学校で習いますが、普段の会話、良好なコミュニケーションを保つための会話なんてものは、習ったことがないのがほとんどなんですね。
こういった「コミュニケーションのための会話」というものは、能動的に学ばないといけないのかもしれない。
ひとつの参考にしてみてください。
さて、記事に話を戻しますが、子どもに、野菜に興味を持ってもらう。これは非常に大切なことかもしれませんね。時間も労力もかかるかもしれませんが、楽しみながら野菜と接する、ここから得られるものは生涯の宝物になるかもしれません。
2012-06-06 18:12