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乳がん検診の是非と、セカンドオピニオンのススメ [ガン・生活習慣病]





以前から「がん検診はメリットか、デメリットか」という論争があります。誤診や検査自体の体への悪影響、一方で早期発見早期治療のメリット、など色々なことが言われています。今回の報道は乳がん検診はメリットの方が大きかった、というもの。

「乳がん予防検診を受けることで得られる恩恵は、その危険性(リスク)よりも大きいとする研究論文が、30日の英医学専門誌ランセットに掲載された。論文は乳がん検診を受けることで、より多くの女性の命が救われると主張している。
 乳がん検診をめぐっては、生涯にわたって発症することはなかったり、検診を受けなければ乳がんと診断する必要はなかった例にまで手術や放射線治療などを行ってしまう過剰診断の危険性について、これまで多くの議論がなされてきた。
 今回の論文は、英国の政策立案者への提言を目的に、保健省のイングランドがん医療責任者、マイク・リチャーズ氏と英国がん研究所のハーパル・クマル最高経営責任者が設立した独立専門家委員会がまとめたもの。論文は調査の結果、「乳がん検診により余命は伸びる」と結論づけている。」


早期発見早期治療は、非常に魅力的です。
多くの命を、生活を守ることにつながると思います。

しかし、一方で「検診で乳がんと診断された例の20%近くは、何の症状も起きないもの」だったということもあり、この点が議論を呼びます。

こういう場合に検討したいのが、セカンドオピニオンですね。
セカンドピニオンとは、別の医師の意見を聞くことです。患者さんの安心にもつながります。主治医に言い出しにくい、ということもあるとは思いますが、大切な身体のことなので、後悔は残さないほうがいいでしょう。仮にこれで腹を立てるような医師が、仮にいたとしたら、そんな医師に大切な命を預けられません。

最近では、保険にこの「セカンドオピニオン」サービスが付帯されているものもあるようです。こういった専門会社のサービスの場合、特に優秀・実績のある医師のセカンドオピニオンが受けられる、というのが利点です。

また、健康保険組合や企業の福利厚生で、こういったサービスが付加されていることがあります。

自分のところが導入されているのかの確認ですが、健康保険組合の場合は、自分の加入している健保の保険事業担当者に電話をし、導入しているか確認してみてください。「ほけんだより」のような冊子に記載されていることもあります。

企業の場合は、それなりに大きな企業でないと導入は難しいと思いますが、福利厚生の一貫として導入されているケースもあるので、総務の福利厚生担当者に確認してみてください。

利用できる環境があればいいですね。


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