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炭水化物ダイエットに潜む危険 [ダイエット・減量]




炭水化物ダイエット、あるいは糖質制限ダイエットとも呼ばれる食事療法があります。
簡単に言えば、炭水化物の接種を制限しようというもので、一時期話題になりました。

ところがこの低炭水化物ダイエット、死亡率が高まる可能性があるという。
・低炭水化物ダイエット、死亡率高まる可能性(読売)

「国立国際医療研究センターの能登洋・糖尿病代謝内分泌科医長らが、米国と欧州で、70代~30代の男女20万人以上を26~5年にわたり追跡した住民健康調査などのデータを解析した。その結果、総摂取カロリーに炭水化物が占める割合が40%以下と、低い人の死亡率は、炭水化物の摂取割合が高い人(同60%以上)の1・3倍だった。
 炭水化物を抑えた食事は、短期的には血糖値が下がり、コレステロールの値が改善するなど、心疾患のリスクを下げるとの報告がある。ところが、今回の解析では、長期間の低炭水化物食が、心疾患のリスクを下げる傾向は見られなかった。能登医長は「低炭水化物食は短期的には減量などに効果があっても、長年続けることには慎重になった方が良い」と指摘する。」

なお、ウィキペディアを見てみると、過去には次のような“長期的な影響”の報告があったようです。

・2004年、女性を対象とし炭水化物からではなく脂肪からの高いカロリー摂取量は乳がんのリスクを増加させていた

・2007年、ギリシャで1993年から2003年にかけて22,944名のコホート研究で、低炭水化物で高タンパクの食事はより高い総死亡率に関連付けられていた

・2010年、ハーバード大学による44,548人の男性と85,168人の女性による20年から26年間におよぶコホート調査では、動物食をベースとした低炭水化物ダイエットは男女とも全原因の死亡率を増加させ、植物をベースとした低炭水化物ダイエットは死亡率を低下させていた

いつもこの結論になって恐縮ですが、「食事はバランスよく」が一番ですね。


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