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緊急地震速報 [地震・火山]




2020年の東京五輪に向けて、建設&インフラのラッシュが始まりそうです。
これを機に、防災に強い都市づくりが進められていくでしょう。

そりゃそうですよね。
世界各国からたくさんの人々を招待するにあたって、危ない危ないと言われている地震大国日本での安全を保証できなければ、とんだ恥さらしになってしまいます。

一方で、私たち個々人も、いつ地震が来てもいいように、それなりの準備をしなければいけません。

地震に備えるにあたって、私たちが持ちうる武器の1つに、「緊急地震速報」があります。

地震が発生すると、2つの揺れの波が発生します。

1つはP波という初期微動。地震のとき、まずはじめにカタカタと揺れるアレです。
次に、S波という主要道。カタカタのあとにグラグラとくる、地震の揺れの本体です。

P波はS波よりも約1.7倍速く伝わるという性質があり、これを利用したのが緊急地震速報です。緊急地震速報はP波の揺れを感知し、警報を発します。震源地が近ければあまり意味をなさないかもしれませんが、離れれば離れるほど1.7倍の差が効力を発し、1秒、2秒、10秒と備える時間を確保することが可能になります。

緊急地震速報は、私たちの身近なところでは携帯電話、テレビなどで情報を入手することができます。また業者向け(プロ向け)のシステムもあって、これは私たちの使っている携帯電話より早く情報をキャッチできるのですが、業者向けシステムは新幹線や大規模工事現場、ビルのエレベーター、学校などに導入されています。初期微動をキャッチしたら電車を止めたり、館内放送に接続したり、という仕組みもあります。

稼げる時間は数秒かもしれませんが、こういったシステムの利用を私たちは熟知する必要があると思います。

もし2020年オリンピックの年に、東京で地震があったとしたら。
防災先進国家の国民として、落ち着いて、適切に来日者の方々をフォローしたいですね。


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