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最近、地震が多い気がするんです・・・。 [地震・火山]

このところ、特に太平洋側~本州内陸で地震が多いように感じます。

震度自体はそれほど高くなく、揺れを感じることは少ないかもしれません。
しかし、地震のエネルギー規模であるマグニチュードでみると、結構大きい地震が多いのでは?


ちなみに、本日、日付が変わってからこれまで(現時点:16時)の地震は下記のとおり。

7月30日 14時46分頃 長野県中部 M3.2
7月30日 13時2分頃 長野県中部 M3.5
7月30日 9時17分頃 釧路沖 M4.2
7月30日 6時57分頃 千葉県東方沖 M3.1
7月30日 3時26分頃 岩手県沖 M4.0
7月30日 3時5分頃 紀伊水道 M3.3
7月30日 2時14分頃 栃木県北部 M2.1
7月30日 1時5分頃 茨城県北部 M3.8
7月30日 0時33分頃 宮城県沖 M3.9

マグニチュード3~4といったところでしょうか。

取り立てて騒ぐほどの回数、規模でもないのですが、少し気になったので備忘録代わりに。

超巨大地震に迫る―日本列島で何が起きているのか (NHK出版新書 352)

超巨大地震に迫る―日本列島で何が起きているのか (NHK出版新書 352)

  • 作者: 大木 聖子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/06/08
  • メディア: 新書



地震の前兆150 (宝島SUGOI文庫)

地震の前兆150 (宝島SUGOI文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2012/01/13
  • メディア: 文庫


ちなみに、次の新月は8月7日、満月は8月21日です。
何事もなければいいのですが。

気にしても仕方ないかもしれません。
地震はいつでも起こり得るし、来るかと思うと来ないかもしれない。
準備だけ万全にしておいて、普段はゆったりと生きるのがいいかもしれませんね。

そういえば毎年、夏に近づくと地震の予知や予言が増えますよね。
関東大震災が関係しているのかな?

今年はどうでしょうか・・・。
タグ:地震

身近で富士山を知る方法 [地震・火山]

世界遺産登録が決定した富士山。
古代より、平時のその姿の美しさと、時に荒々しさを併せ持つ、まさに日本人の心をあらわす霊峰です。

何度も噴火を繰り返し、記録に残るもっとも大きな江戸の噴火では、遠く離れた江戸でも空が薄暗くなるほどの影響を及ぼしたとか。そのような人間の及ばない強烈なパワーを持つがゆえに、徐福伝説や竹取伝説をはじめとした様々な伝承があるのでしょう。


富士山といえばなぜか江戸、東京での人気が高い。
銭湯では富士の壁絵が欠かせませんし、至るところに“富士見坂”があります。

恐ろしくもあり、私たちにとって身近な富士山。

今回、ちょっと違った確度から富士山を知ることのできる本、情報源を紹介します。


まずは、富士山の噴火について。

何度かこのブログで紹介したこともありますが、江戸時代の噴火をテーマにしたこの時代小説がおすすめです。

怒る富士〈上〉 (文春文庫)

怒る富士〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: 新田 次郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/09/04
  • メディア: 文庫



怒る富士〈下〉 (文春文庫)

怒る富士〈下〉 (文春文庫)

  • 作者: 新田 次郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/09/04
  • メディア: 文庫


おすすめの理由は、ずばり「現代にリンクする部分があるから」です。
3.11という未曾有の災害を経験した私たちですが、復興のあゆみは非常に遅々としたものです。
また、復興予算が変な方向に使われているのではないか、という指摘も度々出てきます。

このあたり、江戸の時代のそれと、何ら変わりません。

本書を読むと、富士噴火の凄まじさを感じつつ、火山の噴火の後処理の大変さも気づかされます。おそらく皆さんの考えている以上の事態です。
そして現代に通じる為政者の勝手。置き去りにされる避難民。

一読の価値があります。

作者は元気象庁職員で富士山に詳しい専門家であり、大作家でもある新田次郎氏です。


さて、もう1つは、主に関東に住んでいる方におすすめの情報です。

古くから、江戸の人の富士好きは有名です。
好きすぎて、江戸時代の彼らはとんでもない流行を生み出しました。

富士山が好きでも、車や新幹線のない時代は、中々登山することができません。
そこで考え出したのは、

「そうだ、身近なところに富士山をつくっちゃおう」

というものでした。

かくしてあちこちに富士山を模した「富士塚」なるものができます。

そして富士山信仰である「富士講」というものができ、江戸中で大流行するのです。

都内でも60以上の富士塚があり、神奈川や埼玉など関東各地にたくさんの富士塚があります。

小さいものだと1メーターもない塚ですが、大きなものだと5メーター以上の小山で、ちょっとした「3分間登山」が体験できたりするものもあります。

例えば北区の十条駅近くにある、「十条冨士」。
あるいは文京区にある「駒込富士」。
埼玉県川口市にある「木曽呂富士」なんてのも、圧巻です。

もしかしたら、あまり知られていないだけで近所にも富士塚があるかもしれません。
神社などの境内にあることが多く、浅間神社として社があったりすることも多いです。

富士塚を登れば、富士山を登ったのと同じだけのご利益がある。そう言われ大流行した富士塚。

あなたの家の近くにもあるかもしれません。
ぜひググって、ご利益をゲットしてみましょう。

ご近所富士山の「謎」 富士塚御利益散策ガイド (講談社プラスアルファ新書)

ご近所富士山の「謎」 富士塚御利益散策ガイド (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 有坂 蓉子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/12/19
  • メディア: 新書



古くて新しいお江戸パワースポット 富士塚ゆる散歩

古くて新しいお江戸パワースポット 富士塚ゆる散歩

  • 作者: 有坂 蓉子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/01/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



新月と地震 [地震・火山]

夜の世界がいつも以上に暗闇に覆われる日。

明日は新月です。

●●●

満月と新月の当日および前後は、地震が起きやすい。
とくに、世界でトップクラスの規模をほこる地震のほとんどは、この時期に発生している。

満月&新月以外にも地震は発生するのだから、それ以外の日は安全かというと、そういうわけではない。だけれど、空に満月が丸々と君臨している夜や、反対に暗闇が濃くなる新月の夜には、地震に対する教訓を思い出すのも悪くないと思う。

明日は新月。

また、月の光は新しく生まれ変わる。
タグ:新月 地震 満月

3つのフェーズから考える、地震から身を守る方法 [地震・火山]

毎年、この時期になると地震の話題が多くなります。
東日本大震災のあった3.11から●年、ということでテレビなどでも特番を多く持ちます。

相変わらず地震が多いですしね。
日本だけでなく、太平洋に接した地域で全体的に大きな地震が多いと思います。

さて、地震と言って一番気になるのは、どのように私たちの安全を守るのか、ということだと思います。その事について書いてみたいと思います。

地震から助かるためには3つのフェーズで考えるべきです。

1.地震発生時

2.避難時(二次災害)

3.被災生活

順番に見ていきましょう。

1.地震発生時
地震発生時、地震直後に注意すべきなのは、
倒壊などによる圧死や怪我
揺れによる事故
などです。

倒壊などによる圧死や怪我とは、揺れによって建物が崩壊してしまったり、看板や家庭内の家電製品、タンスや仏壇などが倒れてくることを想定しています。
阪神大震災のとき、電子レンジやテレビのような大きな家電製品が、部屋の端から端まで飛んできた、という報告もあります。

固定されていない家電製品や家具類は、大きな凶器となります。
小さな子どものいる家庭などでは、家具類が置いてある高さも気にしてください。

地震の揺れに備える時間なんて、ほとんどありません。
建物であれば耐震補強する。
家具類であれば固定する。

来るかどうかわからない地震にお金を投じて備えるのは抵抗があるかもしれませんが、地震の多い日本では、やっておいた方がイイと思います。

尚、地震速報機などを準備するのもおすすめです。
稼げる時間は、数秒ですが、その数秒が命取りになることもあります。
テレビや携帯電話でも地震速報はなりますが、テレビを消している場合や、携帯電話が手元にない場合もあります。地震速報には通常よりも早く察知できる業者向け(プロ向け)のものと一般向けのものがありますが、一般家庭では専門業者向けの設置は難しいでしょう。

例えば次のようなものがあります。

UNIDEN 地震津波警報機 EWR200

UNIDEN 地震津波警報機 EWR200

  • 出版社/メーカー: Uniden
  • メディア: Personal Computers


ラジオも使え、暗い場所でも光り、停電しても使えるのでお勧めです。
よくいる場所(リビングや寝室)、みんなで使う場所(オフィスなど)で設置してみてはいかがでしょうか。

また、その地域の地質などによって、揺れの大きさが違ったり、ということがあります。
各自治体のほとんどは、地域のハザードマップを作成していると思います。
そういったハザードマップ(揺れやすさのマップ)を参考に、自分たちの住んでいる地域を確認してみてください。

また、地名をヒントに考察するのも一案です。
地名には、昔からの知識が集約されています。
例えば池、沼、戸、雨、などのつく地名は、かつて水があったことを示している、という場合があります。埋立地であれば、地盤は柔らかで、揺れやすい可能性が高いのです。

かつては水辺は、今と比較にならないくらいに多くありました。
江戸初期には、今の東京の日比谷や京橋は海の中です。

地名を見るヒントは、大きめの地名(市町村や大字)よりも、小さな地名(小字など)の方が、その土地の性格を反映している可能性が高いでしょう。
また、時代の流れとともに、地名に使う字が変えられてしまった場合も多くあります。例えば崖→柿のように。

この辺は奥の深い話ですが、当ブログでも過去に取り上げたことがあるので、参考になさってください。
・地名と災害
・地名に込められた災害の警告

2.避難時(二次災害)
地震で初期の大きな揺れから安全を守られたら、次にとる行動は避難です。
その時、二次災害という脅威が待ち構えています。
津波、火災、崩壊・決壊
余震
落下物、倒壊など地震から派生する事故

地震は、必ず他の災害と連れ立ってやってきます。
複合災害になりやすいという特徴があります。

東日本大震災の時は津波が、関東大震災の時は火災がありました。関東大震災の時は単なる火災だけでなく、火炎旋風という炎の竜巻によって、大きな被害が出ました。
東京のような住宅密集地で、木造住宅の多い地域は気をつけたほうがいいでしょう。

例えば、東京では次のような資料が用意されています。
・地震に関する地域危険度測定調査
火災マップ(東京).jpg
このマップを見ると、どの地域が危険かわかりやすいですね。

土砂崩れや川・湖の決壊、雪崩なども気にする必要があると思います。

また、大きな地震の場合は必ずと言っていいほど、余震があります。
余震といっても規模の大きなものがありますので、一刻も早く危険な場所から立ち去ることが重要です。

避難する際も、落下物には気をつけてください。
オフィスビルで働いている方は、ビルの避難路(非常階段)を一度歩いてみることをお勧めします。

3.被災生活
ようやく避難所に到達し、ここから、
当座の食料(避難食)や日用品
などの心配が出てきます。
小銭があると便利だよ、などと言われるのも、このフェーズからですね。

でも、自分の安全を守り抜いて、ここまでたどり着くのが一番重要なんです。

ここからは国内、或いは海外からの援助もあるので、当座の安心は守られるでしょう。

とはいえ、長期戦になるうえ、心理的に辛い時期でもあります。

自身や家族が怪我をしてしまっている場合、音信不通の場合、最悪のケースで、亡くしてしまっている場合は精神的にも辛いでしょう。

防災には自助、共助、公助ということがよく言われます。
助け合う必要はもちろんのこと、自分自身の面倒もしっかり見なければいけません。

地震に必要最低限の備えをし、普段から危機意識を高くもっていること。
それが、やがては全体の安全を守ることにもつながります。

ともに、この地震多発時代の日本を生き抜きましょう。

冬場の地震 [地震・火山]

栃木県の日光市で地震が相次いでいます。この場所では2011年前後に突如、地震が増え始めたため、東日本大震災の影響ではないかとも言われています。場所は栃木、群馬、福島の県境に近いところ。近くには火山もありますが、関連性はないのではないか、と今のところ言われています。

夜空を見上げると、月がほぼ丸くなっています。2月26日は満月。“満月”と“地震”というキーワードでこのブログに辿りつく方も多いのではないか、と推察します。

以前のブログに満月&新月と地震との関連を書いたため、これらのキーワードで検索にヒットすることが多いのですが、書いた私が言うのもなんですが、正直、今の日本の地震には満月とか新月とかあまり関係ないのかもしれません。

いつ地震が襲ってきてもおかしくない。

満月や新月は1つのきっかけになるかもしれないけれど、きっかけは他にもたくさんあるだろうし、地面が動く時には動く。当然、栃木の地中が大きく動けば、他の地中にも影響を与える可能性はあるわけで・・・。いつ、を特定するのが難しければ、いつ来てもOKなように準備をせざるをえません。
それこそ、今日、数分後に、あなたの地域を地震が襲うかもしれないのですから。

ところで、大きな地震というのは、必ず他の災害を連れだってやってきます。

今回の栃木県日光の地震でいえば、現時点では雪崩などが心配されます。
東日本大震災でクローズアップされたのは津波。
関東大震災なら火災。

今回の日光の地震を見て、改めて思うのは、冬場、山の地震では雪崩が怖いなぁ、というところでしょうか。
雪崩それ自体が大きな凶器でもありますし、交通が遮断される恐れもあります。交通が遮断されれば、救助やライフラインの復旧もそれだけ遅くなります。

また、冬場の災害ということを考えると、寒さも最大の脅威でしょう。
場所によっては、乾燥が強いために火災の脅威も強いと思います。冬場は風も強いですしね。


地震は他の災害を連れだってやってくる。
複合災害です。

あなたの防災プランには、二重三重に襲ってくる災害への備えはあるのでしょうか?

箱根で火山性小規模地震!? [地震・火山]

今年に入ってからだけで、箱根で火山性小規模地震が1700回以上もあるという。

・箱根で「火山性小規模地震」1700回超…今年(読売)
「同県温泉地学研究所(小田原市)によると、震源域は仙石原の大涌谷周辺で、地震の回数は今年に入り、20日までに1700回を超えた。大半が震度1相当以下の無感地震で、10日と16日には震度1から3相当の有感地震を計7回観測した。噴気活動など地表面の状況に変化はなく、噴火警戒レベルは1で火山活動としては「平常値」といい、噴火の兆候はないという。」

5万年程昔、この地では破局的な噴火が起きて、カルデラを形成した。
破局的な噴火とは、規模が大きく、広く壊滅的なダメージを与える大きな噴火のことだ。
しかし、5万年前というと、人類がアフリカを出てからちょっと(と言っても2万年)しか立っていない。気が遠くなるほど昔のことです。

現在のところ地殻変動は小さく、噴気などの状況に特段の変化はみられないなど火口周辺に影響をおよぼす噴火の兆候は認められないとのことですが、物の落下などには気をつけたほうがいいかもしれませんね。

噴火の兆候はないということで、少し安心。
火山の活動は専門家によって注意深く見られていますし、地震と異なりある程度事前に察知できると言われているので、今大騒ぎする必要はないと思います。

もっとも、箱根に限らず、ここ最近の太平洋側での地震の多さは気になりますが・・・。


改めて箱根町という場所を見てみると、結構すごい位置にある。

大きな地図で見る
箱根山を囲むように立地し、富士山も近い。火山がとても身近な場所だ。
箱根は温泉で有名なので、当たり前と言えば当たり前からもしれない。

箱根町のウェブサイトに載っていた写真がとても綺麗。
000024905.jpg
※上記写真、問題あるようならコメント欄まで。削除します。

寒い日が続く。あったかい温泉につかりたい。
何だか箱根に行きたくなってきた。
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地震の予言 [地震・火山]

最近地震が多いこともあり、次なる巨大地震に注目が集まっています。

また、ネット上では歌舞伎界と絡めた地震予言が話題になっており、2月11日がXデーなのではないかと囁かれています。

さらに私自身も以前、満月や新月と地震との関係性をこのブログで取り上げた事(満月と地震は連動する?)があります。

それではこの時期の月の満ち欠けはどうなっているかというと、ずばり2月10日が新月となっていて、この考え方で言うと2月7日~2月13日は要注意となります。

果たして、巨大地震はやってくるのか!?


来るかどうか私にはわかりません。
もし仮に、2月中に巨大地震が来るか来ないかに大きなチップをかけなければならないとしたら、来る方にはかけません。

ですが、関東にしても、東海にしても、九州にしても、やがて大きな地震が来るとされているのですから、地震の備えはしておくべきでしょう。
それこそ、明日来るかもしれないという危機意識を持って備えを万全にし、一方でいつ来るか的中させても意味がないと開き直って生活をするしかありません。

地震への備えとして、第1に最初の揺れ・倒壊から生き残ること、第2にその後の火災・津波・落下物などの驚異から安全を守ること、そして第3で避難生活を生き延びることを考えればいいと思います。

被災後の生活のために食料を貯めておいたとしても、生きて使えなければ意味がありません。
震災の死亡者予測で数万人規模という数字が出されますが、多くの人はその中に、自分や家族が含まれるとは想像できません。
例えば地震速報などで早めに地震を察知し、数秒でもいいですから安全確保のための時間を稼げればいいと思います。

UNIDEN 地震津波警報機 EWR200

UNIDEN 地震津波警報機 EWR200

  • 出版社/メーカー: Uniden
  • メディア: Personal Computers


まず最初の地震の驚異から助かることを考えると、よくいる場所(家や職場)の家具等の落下防止などの対策や、地震速報の備えは重要だと思います。
その上で、防災グッズなども準備しておくべきでしょう。

さらに情報や知恵は大切な宝物になりますので、たまに情報収集はしておいたほうがいいと思います。
・地下鉄乗車中に首都直下地震が発生したら?(ぶら防・日経ビジネスオンライン)

地震イツモノート (ポプラ文庫)

地震イツモノート (ポプラ文庫)

  • 作者: 地震イツモプロジェクト
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/12/07
  • メディア: 文庫



タグ:地震

最近の地震 [地震・火山]

このところ、千葉・茨城県から宮城・岩手にかけて、揺れている。

マグニチュード4くらいの地震が多い。
最近の最大震度は1月31日の茨城県北部、M4.7、最大震度5弱。

茨城県沖・北部・南部、千葉県東方沖、宮城県沖に多い。
タグ:地震

富士山の噴火についてリアルに知る方法 [地震・火山]

静岡県が、富士山が噴火した際の避難計画をまとめました。
県の推計によると、避難対象地域は富士山嶺の5市町(静岡県側)で、人数は56万7000人に上るという。

・富士噴火で56万人が避難対象に 静岡県が避難計画

1707年江戸時代の宝永噴火を参考に国が作ったハザードマップを基に作成とのこと。

ところで、富士山噴火を想定するなら、絶好のテキストがあります。
それは、この本。
怒る富士〈上〉 (文春文庫)

怒る富士〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: 新田 次郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/09/04
  • メディア: 文庫

これはフィクション、小説なのですが、多くの歴史資料に基づいているので、いわゆる完全なる作り事とは異なります。
作家の故・新田次郎氏は元気象庁の職員で、富士の観測所に長くつとめた経験があり、さらに親類には気象学者もいます。
直木賞作家でもあるのですが、気象測量機の第一人者にして高山気象研究の専門家として名を馳せている人でもあります。
つまり、自然災害や気象、そして富士山について深く知る人であります。

怒る富士〈上〉 (文春文庫)」で圧倒的にリアルに感じるのは、焼け砂、つまり火山灰の被害です。

火山灰が富士山嶺では1メートル単位で降り積もり、東京でも数センチ降り積もる・・・。雪と違って溶けて消えることのない火山灰。それ自体が人体に危険であるし、農地やインフラやコンピューターなどに幅広く、大きな影響を与えるはずです。

噴火そのものも恐ろしいですが、この本を読むことで、富士山の噴火はかなりの長期戦になり、その被害は日本を揺るがしかねない甚大なものになることがわかるでしょう。

恐らく読者は、この小説を読むと

「あれ?これはどこかで見たような・・・」

既視感を受けうと思います。

東日本大震災での日本政府の対応に、とてもよくオーバーラップするのです。

ともかく本書はおすすめです。

富士山噴火を知るために、また日本の現在を知るために、おすすめします。

怒る富士〈上〉 (文春文庫)


怒る富士〈下〉 (文春文庫)


最近の地震 [地震・火山]

今日は1月17日。
阪神大震災から18年の月日が流れました。

時間の流れは過ごせば長く、振り返ると早いようで・・・。


この数日、太平洋側でM4以上の地震が多いのが気になります。

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