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NZ地震発生におもうこと [地震・火山]




ニュージーランドでの地震から1日たったが、余震も頻発し、混乱は続いているようだ。
災害救助は時間との戦い。日本としても最大限の支援をおこなってもらいたいと思う。


今回の地震はマグニチュード(以下、M)6.3ということだ。
阪神・淡路大震災の兵庫県南部地震がM7.3だから、
地震のエネルギーとしては約30分の1である。

しかし今回の地震は震源の深さが約5キロと浅いために被害が大きくなったらしい。
(例えば、兵庫県南部地震の場合の深さは16キロだ)


NZは日本と同じく地震多発国で、それでも地震発生確率自体は日本よりもだいぶ少ないらしいが、大規模な地震が頻発しやすい国のようだ。

ここ最近の主な地震を見ても、
・1995年・・・M7.5
・2003年・・・M7.5
・2004年・・・M7.7
・2009年・・・M7.7
・2010年・・・M7.9
・2011年・・・M6.3(今回)
と、大地震がかなり多い。

ここで改めて見直したいのが、僕たちの震災対策だ。

NZは太平洋プレートとインド・オーストラリアプレートの境界にあるが、日本の場合はユーラシア・北米・太平洋・フィリピン海と、プレートで混雑しているともいえる、非常に特殊な環境にある。

以前、ある地震関連セミナーに参加したさい、気象予報士の女性が阪神大震災の体験談を話していた。
震災にあいまず困ったことは、眼鏡の場所がわからなくなったこと(就寝中だったため)、それとガラスなどが散乱していたため素足だと危険なので、スリッパの必要性を感じたこと、をあげていた。
その後しばらくは眼鏡を決まったところに置く、寝床にスリッパを置く、などの対策をしていたらしいのだが、最近ではついつい忘れてしまう事も多いらしい。


体験者でさえそうなのだから、これまで幸運にも震災にあったことのない多くの人は、震災対策などといってもいまいちピンと来ないかもしれない。テレビでNZの震災の様子が流されていても、身近な行動に移すのはなかなか難しい。

でも、例えばテレビ1台をストッパーで転倒防止することで、いざという時怪我をしなくてすむかもしれない。自分と家族の被害を最小限に抑えることで、その余力を他の人のために使えるかもしれない。自分の震災対策は、ボランティアにも直結する非常に有意義な行為だと思う。



タグ:地震
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