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情報断絶と個々人の傾向 [今日のシグナル]




ただいま情報断絶中の僕ですが、普通に日常生活を送っていると、当然人と会うわけですし、まったく情報をシャットアウトできるわけではありません。

情報断絶、なんて大げさですね。

大きなニュースは当然話題になりますし、逆にこちらから「何か大きな出来事は?」と聞いてしまったりします。

直近では台風の猛威について、自然と耳に入ってきます。
しかし、僕の住んでいる地域は比較的大きな被害がなく、またテレビ等報道の写真や映像を見ていないため、被害の大きさのイメージは、ちょっとわきにくいです。


情報断絶をして気がついた“最近の傾向”があります。


それは、人によって重要だと思うニュース(出来事)の偏りが大きくなっている、ということ。


ある人は台風に注目しているし、ある人は同じ災害でも台風はさして気にせず、相変わらず地震のことばかり考えている。

国内政治に関心を強く持っている人もいれば、例のフジテレビの問題を重要視している人もいる。


もちろん、十人十色ですから、それぞれが関心のあるテーマは異なると思います。

ただ、個人的な実感からすると、今までと比べてその差異が大きくなっている。そんな感じを受けます。


なぜでしょうね。


これは普通に話している時には表面化しないのですが、「何か大きな出来事は?」とこちらから働き掛けることによって出てきます。こちらは情報に対する先入観(●●が話題になっている、など)がないので、人による差異がわかりやすい。


面白いですね。


私としては、勝手な解釈として1つの仮説を立てていますが、それを言うと叩かれそうなので言いません。

……と勿体ぶるほどのことでもないので、やっぱり言います。


原因は、ソーシャルメディアかな?、と。

人は自分好みの情報を収集する傾向があります。

インターネットは情報を収集しやすいですし、探せばすぐに自分好みの情報に対する的確な答えも見つかります。

例えば、「もうすぐ大きな地震が来るのではないか」と思っている人は、「大きな地震が来る証拠」を集め、更にネット上であれば説得力のある“答え”に出会うことができます。
そのとき、反対意見、例えば“大きな地震は来ない”という意見や、“予知の限界”などといった情報は入りにくいのではないかと思います。

自分好みの情報を収集し、自分好みの結論を生成し、ということがしやすいのではないか、と。

ネットが「自分好みの情報を収集しやすい」のは今に始まったことではありませんが、そこにソーシャルメディアの発展という要素が加わったことが大きいのではないか、と感じます。

ソーシャルメディアは自分と同傾向のカテゴリ・集団を形成しやすいですし、「私の意見」が溢れています。
最近はツイッターなどで、特に「私の意見」の、結論が端的にダイレクトに伝わります。


重要だと思う出来事が、個々人によって大きく異なっている。
その理由はソーシャルメディアである、そう考える理由は、特にインターネットに接する機会の多い人の方が、その傾向が大きい、と感じるためです。

まぁ、統計的に調べたわけでも厳密なものでもないので、推論も何もないのですが。

そもそも、これこそ僕の勝手な思い込みかもしれません。
僕が自分好みの結論を生成しただけなのかも。


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