満月と地震は連動する？：日常リスクのかわし方：SSブログ

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満月と地震は連動する？　[地震・火山] [編集]

昔から月の満ち欠けと地震や火山の関連性は指摘されています。有名なところでは、満月当日に起こった阪神大震災があります。その他、具体的に見てみましょう。

以下、面だった満月＆新月前後に発生した、国内の地震です。

・北丹後地震　1927年　新月の3日後
・三河地震　1945年　新月の前日
・南海地震　1946年　新月の2日前
・北海道東方沖地震　1994年　新月の前日
・阪神大震災　1995年　満月
・十勝沖地震　2003年9月26日　新月

意外と新月に多いですね。

あ、ここで少し月についての初歩的解説を。月はおよそ29日で満ち欠けします。見えない状態、つまり真っ暗な状態が新月。ここから徐々に輪郭を現し、まん丸に光るのが満月。ここから徐々に欠け始め、やがて見えない状態、つまり新月に戻ります。

昔の暦を旧暦と言いますが、これは月の満ち欠けのリズムで記された暦です。何もない状態から“誕生”して満ちていく。その姿は生命的な神秘を連想させ、農業などの信仰にも結びついたりします。月の満ち欠けで数えるから、ひと月、ふた月となるんですね。

この月の満ち欠けは地球上の様々なものに影響を与えていて、例えば冒頭の記事にある潮汐（ちょうせき）は、月の引力などの影響で潮が満ち引きすることを言います。また、月経という名前のとおり女性の体にも影響を及ぼしている（※）と言われていますし、暴力的犯罪や事故などは満月に多い（※）とも言われたりもします。

（※信頼性については未確認です。少し調べればわかるのかもしれませんが、申し訳ないですが各自でお調べになりご確認ください）

そして、この月の満ち欠けが、東日本大震災以降の長野県の地震に影響していたとうのが冒頭の記事です。

「長野県栄村の周辺で東日本大震災後に多発した地震は、月の引力などの影響で潮が満ち引きする潮汐（ちょうせき）が引き金で起きたとみられることが、産業技術総合研究所の分析で１８日、分かった。発生時刻と潮汐のリズムに極めて高い相関があり、大震災による地殻変動と潮汐力が重なって誘発されたとみられる。」

上のほうで国内の主な地震と、新月＆満月の関係を記載していますが、もちろんこれはこじつけにも見える。

現に2011年の東日本大震災は新月の6日後。2004年の新潟県中越地震は新月から9日後。そのほかに、有名な関東大震災は満月から6日後です。

それに、仮に満月や新月の前後3日ずつをとった場合、真ん中の当日を含めると、1ヶ月で14日。1ヶ月の約半分近くになります。
何せ、地震の多い日本です。それであれば、その期間に地震が多発しているという証拠をつくることも可能ではないでしょうか。

では、日本以外。世界に目を向けてみましょう。するとどうなるか。

東日本大震災はマグニチュード９と、地震のエネルギー（規模）自体が非常に大きな地震でした。今世紀、マグニチュード９以上の地震というのは、東日本大震災を含めて5回起こっています。それと月の関係は、どうなるでしょうか。

ちょっと、驚きです。

1位：チリ地震　1960年　新月の3日前（1.マグニチュード9.5）
2位：アラスカ地震　1964年満月（2.マグニチュード9.2）
3位：スマトラ島沖地震　2004年　満月の前日（マグニチュード9.1）
4位：東日本大震災　2011年　新月の6日後（マグニチュード9.0）
4位：カムチャツカ地震　1952年　満月の2日後（マグニチュード9.0）

なんと、やはり新月＆満月の前後に集中しているように見える。東日本大震災以外は。
いくら1ヶ月の半分にあたるといえども・・・満月と新月の側に、8割の巨大地震の発生が片寄っている。

ちなみに次点にあたる2010年のチリ地震（マグニチュード8.8）も満月の前日です。

科学的にみた場合の因果関係がどうなのか、私には説明はできませんが、月の満ち欠けが地球の地面に何らかの影響を及ぼす、その可能性はあるのではないか、と思えます。

以前、うろ覚えですが、月の満ち欠けと地震との関連を否定するニュース記事を見た覚えがあります。確かに１００％の関連はないかもしれない。しかし、少なからず影響を与えているのではないかと感じます。

さて・・・。
よく、ニュースなどで、「首都圏などを直下型の地震が襲った場合、死者●万人、被害総額●兆円を想定・・・」云々と報じられます。

しかし、多くの人が、自分が、その死者●万人に含まれるかもしれないという可能性を、直視していないように感じます。

会社から帰宅する心配より、食料を備蓄する、震災後の心配より、まずは最初に生き残ること。最初の振動から自分の無事を守ることを考えるべきではないでしょうか。

必要以上に怖がる必要はありませんが、最低限の備えを。

と言いつつも、直近の新月は今から3日後の3月22日。すでに今、地震の範囲（影響下）にあるのかも・・・とか怖がらせたりして。
ちなみに次の満月は4月7日です。

みなさん、お気をつけて。