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世界の節目とショック・ドクトリン [今日のシグナル]




某隣国による衛星(ミサイル)発射が来月4月に予定され、緊張が高まっています。
一方、中国では薄熙来の失脚に関連し、温家宝首相は「文化大革命のような歴史的悲劇が繰り返される可能性がまだ存在する」と語りました。
フランス南西部のユダヤ人学校で起きた銃撃事件をうけ、仏大統領は過激思想対策の強化表明しました。


色々と、世界が揺れています。
2012年は世界の多くの国で指導者が変わる年です。僕達は注意深く、世界の様子を見守らなければならない。


昨年、東日本大震災が起きた際、注目された言葉があります。

ショック・ドクトリン―
大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義改革(はてな)。

これは「ショック・ドクトリン〈上〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く」という本のタイトルが元になっています。


ショック・ドクトリン〈上〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く

ショック・ドクトリン〈上〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く

  • 作者: ナオミ・クライン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/09/09
  • メディア: 単行本



危機感や不安心理が高まったとき、我々は冷静な判断力を失います。

本書の概要を、アマゾンから引用してみましょうか。

「戦争、津波やハリケーンのような自然災害、政変などの危機につけこんで、あるいはそれを意識的に招いて、人びとが茫然自失から覚める前に、およそ不可能と思われた過激な市場主義経済改革を強行する。アメリカとグローバル企業による「ショック療法」は世界に何をもたらしたか」

3.11以後の政府や原子力ムラの対応に不信感をもった方も多いと思います。このタイミングでは、ややもすると無限の陰謀論地獄に巻き込まれそうですが、しかしこういったリスクは認識しておいた方がいいと思うのです。


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