首都圏での地震発生時の行動 [地震・火山]
12月27日金曜日の17時台に起こった三陸沖の地震は、都内でも結構揺れました。
私はというとオフィスにいたのですが、地震の揺れを感じるとすぐにドアを開けました。
私のいた場所は、構造上ちょっと心配で、建物が歪むことによりドアが開かなくなることを恐れたのです。つまり、避難路の確保のようなものです。
揺れは大きくなかったものの、揺れている時間が長く感じ、これは結構大きな地震だったのではないかと思いました。速報を見ると震度5弱。とりあえず、私はすぐに帰宅することにしました。私は一般の会社員の方と比べると、比較的自由。オフィスを出る時間は、自由に判断できます。
なぜ、すぐに帰宅することにしたのか。
余震を恐れたからです。大きな地震であれば、また余震が来るかもしれない。もしくは、連動して関東近辺で大きな地震が発生するかもしれない。そうすると、電車が止まり、帰れなくなるかもしれない。
いま、首都圏での企業における地震発生時のセオリーは、“会社に残ること”です。大量の帰宅困難者が発生してしまうと、交通や二次災害に悪影響が発生し、混乱を招く恐れがあります。なので、地震が発生した場合は会社にとどまり、可能であれば地域の救助活動などにも協力する、ということが期待されています。
ですが、私は別の考え方を持っていて、故にすぐに帰宅行動をとりました。
もちろん、私が行政や“防災コンサルタント”という立場であれば、「むやみに移動しないように」と言うかもしれません。全体としての安全を、秩序の安定を考える必要があるので。
ですが、ここは個人の立場。周囲に迷惑をかけないことと、自分の命を危険にさらさないことに注意し、私は帰宅しようと考えています。
例えば都内であれば、地震発生後の帰宅時、恐ろしいのは火災や倒壊という二次災害です。
なので、火災や倒壊について危険な場所を把握しておく必要があります。例えば都内であれば東京都都市整備局の次のような資料が参考になります。
・地域危険度(東京都 都市整備局)
ちなみに私は、同じ東京都の中でも、その場に留まっていては危険な地域や場合があると考えています。
もっとも、この時点では帰宅が困難になるような事態は発生していません。なので、帰るのはまったくの自由。
何かがあって電車が止まる前に・・・。そう思いながら足早に帰宅しましたが、大きな余震もなく、帰宅できました。
ちなみに、今月の新月は13日の木曜日。今日から一週間くらいは、要注意ですね。
タグ:地震
2012-12-10 12:27