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住宅を買う前に、不動産バブルについて考えてみる [経済・家計・生活]




最近イギリスでは不動産バブルが心配されているそうです。

中央銀行の超低金利政策と政府による住宅取得促進策によって住宅価格が上昇。今年の8月には過去最高となったとのこと。同じく中国でも、ここ数年、常に不動産バブルが心配されています。ひるがえって日本はどうでしょうか?

商業地、住宅地とも場所によっては上昇、全国平均で見ても下落率は4年連続で縮小。不動産投資信託リートにも注目が集まっている。

ということで、徐々に底入れ、あるいは持ち直しという状況でしょうか。

この先を見ても消費税の段階的な引き上げ、オリンピックなどがあることを考えると、大きな波はあれど不動産に注目が集まることも多そうです。

しかしながら、日本は人口減少の中にあります。自然と地域格差はあらわれるのでしょう。
私の知人が関東近郊に土地があり、処分しなければならず売り出して何年も経つのですが、中々売れないそうです。となりの市にはショッピングモールができ、かなり人気のようで地下も急上昇しているそうですが、さほど離れていないにも関わらず、自分の土地はなかなか上がらないし、買い手もみつからない。そんな状況だそうです。

最近、あちこちで分譲住宅が建てられています。マンション、アパート、一戸建て。本当にこんなに需要があるのだろうか、と不思議に感じますが、あちこちで建てられています。ちょうど住宅購入の担い手となる団塊ジュニア世代が購入の適齢期を迎えているという事情もあるのでしょう。

ですが、将来的にはどうでしょうか。

住宅や土地は、遺産で受け継ぐケースが多いでしょう。
高齢化の進んだ日本で、土地の権利者がなくなるのは80代前後が多いかもしれません。今、70歳前後の団塊世代が住宅の権利者、あるいは遺産を受け継ぎつつある状況だと思います。そしてそれはやがて団塊ジュニア世代へと相続されることになります。

子どもの数はどんどん減っています。
AさんとBさんが結婚して、Aさんの両親の家土地と、Bさんの両親の家土地を、両方共相続する。しかし、AさんとBさんはとっくに住宅を購入していたので、住宅(家土地マンション)が3つになってしまった・・・という状況も起こりえます。

東京オリンピックの開催される2020年。
経済、地価とも、その時まで色々と盛り上がることが多いかもしれません。
しかし、2020年となれば団塊世代はみな70歳を超えます。
2020年を過ぎてから、社会保障も急増し、更には大量の住宅が放出される・・・そんなことが起こらないとも限りません。

とはいえ基盤の強い日本。総崩れすることはないと思いますが、やはり土地の2極化は避けられないのではないかと思えます。住宅選びは慎重に・・・ですね。

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タグ:住宅 不動産

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