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表の情報から考えるブラック企業 [経済・家計・生活]




4月ということで、オフィス街を歩いていると新入社員らしき若者を見かけます。

ここ1~2年、会社というテーマで見ると“ブラック企業”というキーワードが話題になっています。一口にブラック企業と言っても定義は様々でしょうが、ものすごく簡単に、広義で解釈してしまえば、「働く側にとってキツイ会社」ということでしょうか。そのキツさも、違法なレベルから、人によっては前向きに取れるものまで、色々でしょうけど。

ところで、このブラック企業(?)の社長を主人公にしたテレビドラマが現在放映中です。
・ブラックプレジデント(フジテレビ)
「ブラック企業の社長が、今日から“ゆとり”大学生!?
「365日休んだら負けだ!」「俺も泳ぐからお前らも泳げ!」…
ブラック金言の数々に世代間ギャップ炸裂!仕事って…?夢って…?生きるって…?
モヤモヤを抱えたあなたに贈る異色の痛快人間ドラマ!!」

このブラック企業の経営者は、過剰な労働でサービス残業を強いているとして社員に訴えを起こされてしまうのですが、次のように憤慨します。

「入社するときからうちの会社は厳しい所だとわかって入っているのに!」

この会社で働くことは大変だと、何も隠しているわけではなく、事前に伝えていると。
それが分かっていて入っているんだから、文句があれば自分(社長)に直接言えばいいし、そもそも嫌なら辞めればいいじゃないか、と。

実際の世界では何の言い訳にもならない言い分ですが、それでも1つの真理が見えます。
そう、公にされている情報の中からブラック企業はある程度見分けられる、ということ。

例えば、一般的に言われているようなこと。
例えば、営業が厳しいと言われている業種ってありますよね。
またそれとは別に、1つの商品が顧客に届くまでの間に何社もの業者が介在するビジネスは薄利だったりすることがありますよね。
人材が資本となるサービス業では、どうしても人に負担が重なりやすいっていうこと、ありますよね。
例えば居酒屋などの飲食業などを顧客とする営業の場合、営業時間は夜に傾きやすいですよね?で、業務開始時間が朝からだったら、そりゃ・・・ね。


または、求人広告などの内容。
誰でもできる仕事であれば、取替がきくという意味にも聞こえます。
社員数に比べて募集人数が多い場合。
「明るい職場」や「アットホームな職場」などあいまいな内容で訴求している場合。

問題は、自分にとって何が重視する内容なのか。
自分はどんな内容だとブラックだと感じてしまうのか。


以上は公にされている情報であり、実際のところ、中に入ってみないと分からない事も多くあります。
でも、まぁ事前にわかる範囲で判断するのも必要ですよね、この余裕のない今の時代は。

ブラック企業経営者の本音 (扶桑社新書)

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  • 作者: 秋山 謙一郎
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2014/03/01
  • メディア: 新書



ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

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  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/11/19
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ブラック企業完全対策マニュアル (晋遊舎新書 S15)

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